1. 未知の音楽との遭遇

www.nicovideo.jp

新しくブログを始めます。

これからここでは主に合成音声ONGAKU関連の話題にまとを絞って投稿していこうかと思います。語り口としては現在合成音声ONGAKUに興味を持っていない人や、ボカロのこととか何にも知らないけどいい曲orヤバイ曲があるというなら手っ取り早く知りたい、という合成音声ONGAKUビギナーの方向けな話し方で始めてみようと思います(最初だけかもしれません)。とはいえ、私自身も完全ににわか合成音声ONGAKUビギナーそのものなのですが。が故に、伝えやすいこともあるかもしれないと考えました。

 

「合成音声ONGAKU」って?

合成音声ONGAKUとは、一般的に皆が「ボカロ」と気安く言ってる種類の曲全部のことをそう(sol@mimiさんのブログで使われてたのをいいなと思い)言ってみてます。

「ボカロ」も「VOCALOID」も正確にはヤマハの開発したDTM制作用音声合成技術、及びその応用製品の総称のことを指します。

クリプトン社の

MEIKO
KAITO
初音ミク
鏡音リン
鏡音レン
巡音ルカ

 

ヤマハ社の

VY1(ミズキ)
VY2(勇馬、ロロ)
Mew
兎眠りおん
蒼姫ラピス
ZOLA PROJECT
メルリ
杏音鳥音(アノンカノン)
v flower(ブイフラワ)
ギャラ子NEO
 CYBER DIVA
Sachiko
アルスロイド
Unity-chan!
Fukase
CYBER SONGMAN
夢眠ネム
AZUKI/MATCHA 


インターネット社の

がくっぽいど
Megpoid
GUMI/LiLy
ガチャッポイド
CUL
kokone
Chika
音街ウナ

 

AHS社の

氷山キヨテル
歌愛ゆき
miki
猫村いろは
結月ゆかり
東北ずん子 

 

1st PLACE社のIA

などです。色んな歌声があります。

他にも海外メーカーからもVOCALOIDソフトは販売されています。

 

そして、それらとは別に「歌声合成ツールUTAU」という実質フリーの歌声合成シェアウェアがあるのですが、そのUTAUを使用して作られた合成歌ものソングの聴こえ方は、詳しく知らない者にしてみれば上記の有料ソフトを使った「ボカロ曲」と区別はつかないでしょう。それでも、VOCALOIDは歌唱の音節接続についてエンジンで合成(特許部分)しているが、UTAUは接続されず、手作業でつないでいる” という違いがあります。。

まあ、その辺のことは興味湧いたら調べてみてください。DAWに打ち込んだ1本線のピアノロールメロディMIDIデータをUTAUに取り込むと歌詞を当てはめれば選んだ歌声で合成歌唱が可能になるんです。

UTAUのキャラクターには

唄音ウタ

重音テト
雪歌ユフ
滲音かこい
彩音ゆめ
雨歌エル
ORIGAMI-I
桃音モモ

逆音セシル
闇音レンリ

などを代表とした何千種類ものライブラリーがあり、インターネットで簡単に入手できるようになってます。おこずかいがなくてもとりあえずやろうと思った日から他にDAWツールとMIDI鍵盤とMIDIオーディオインターフェイスさえあれば、歌ものPOPSを1人で作り始め、完成させることが可能なんです。あなたが音痴だったり自分の声が嫌いでも。大きな音を出せない住宅環境であったとしても。

 

他、 CeVIO(チェビオ)という会話音声と歌声の両方の作成ができるソフトウェアもある。

CeVIO(チェビオ)のキャラクターには

さとうささら
タカハシ
ONE-ARIA ON THE PLANETES-(オネ)
IA-ARIA ON THE PLANETES-(イア)
赤咲湊
金咲小春
ハルオノイドミナミ

などがある。

 

 以上で全てではないですけど、合成音声ONGAKUの分類説明でした。

 

私が本当に合成音声ONGAKUに興味を持ったのはつい数ヶ月前の2017年8月後半でした。

この記事の一番上の動画「but the sky is blue」TwitterのタイムラインでYoutubeリンクとして流れてきたような気がします。それがニコニコ動画だったとしたら見てなかったと思います。なぜなら、ニコニコ動画はそれ以前にアカウントを作ったことはあったけど、パスワードを忘れがちだったり、ログインしたとしても再生が始まるまで時間がかかったりするのがもどかしくてずっと避けていたからです。動画にいろんな人の2ちゃんねる的な言葉が沢山流れてくるのも音の邪魔だという感覚を持っていたから尚更です。

ボカロ系の音楽についても、それまでSoundcloudで知っていたドグマ虫さんのボカロ曲は好きでしたがそれ以外には左程興味を持つきっかけがなく特に期待していなかったような私でした。「but the sky is blue」ケイシャーという名で一部の人達の間で注目されてるボカロの作り手(以後ボカロの作り手のことを”〜P”とします)の曲なのですがその曲では名義が"yeahyoutoo"というクレジットになっていました。

ニコニコ動画で曲の動画を投稿するP達には正式P名とあだ名としてのP名と、更にニコニコ動画以外でのアーティスト名表記が全部違うというパターンが一般的であったりすることが多いんです。

それでもって更に、【DEX,DAINA】という表記が「but the sky is blue」で使用した歌声音声ソフトのキャラクター名だったりするのでボカロの文化に慣れてない私にとっては最初その辺はちんぷんかんぷんでした。

でもまあともかく私は「but the sky is blue」をボカロ曲と意識することなく、タイムラインに流れてきたリツイートか何かの中からたまたま再生してみる気になってそのyoutube動画で曲を聴いたわけです。

そうしたら!

音の感触はフューチャーベースっぽいのに、人気のある類のフューチャーベース曲にありがちな媚びた感じの可愛いらしさが皆無で、独創的なPOP感と展開力に耳が釘付けになりました。9分の曲が飽きないどころか最後までずっと刺激に満ちていてとても感動しました。歌は主に英語でしたがそれがボカロだとかそうでないとかは最初全く意識に上がりませんでした。

とにかくすごい"音楽体験"でした。そのPのTweetをのぞくと、どうやら「but the sky is blue」を収録したアルバムをBandcampで販売を始めたばかりで、その売れなさに失望し、今にも音楽活動をやめてやろうかというような嘆きの言葉が目に入りました。それは困ると思いすぐにアルバムのデータを購入しました。私がネットで音楽を買うことはかつてほとんどなかったんですが特別な音楽だと思ったので何の躊躇もなく。非常にプレグレッシブではあるけどとにかく新感覚なPOPを感じられる最高に嬉しいアルバムでした。

 

それをきっかけに、ボーカロイドを使って面白い音楽を作ってる人は他にもひょっとして沢山いるんじゃないか?と思い始め、意識的にボカロ関係の情報を見るようになりました。タイミング的に初音ミクが誕生した日からあと数日で丸10年だってことで10年を振り返る記事やつぶやきに溢れていて、わけわからないながらも読み聴きし始めたのが8月末のことでした。

 

(続く